■ なぜこの仕事に?
私は以前、全日空で客室乗務員として勤務していました。
機内アナウンスやサービス等の業務に携わる中で、
人と接する仕事のおもしろさを感じておりました。
もっと喜んでいただくには何ができるか、
どうすれば気持ちよく過ごしていただけるか、
安心してご乗車いただくためには……と、
機内アナウンス、サービス業務、顧客満足度の追求に関して、とことん勉強し鍛えられました。
そんな中、勉強すればするほど、
特に「機内アナウンス」については到達点のない奥深いものだと感じるようになり、
次第にアナウンスについて勉強したい。
そして“しゃべりの世界”で一流のプロになりたいと思うようになりました。
まずは、司会者になりたい!
そう思った私は、東京アナウンスアカデミーに入学し、一生懸命勉強しました。
そして卒業後の1999年、客室乗務員時代から気になっていたウェディング業
界の司会者に転身しました。
司会者になって、多くの結婚式に立ち合わせていただきましたが、
どれも個性あふれる素敵なもので、
どの結婚式・披露宴も新郎新婦の個性そのものだと気づきました。
大きなホテルを選ぶか、小さくてアットホームな会場にするか。
衣装の色やデザイン、そして引出物に至るまで、
お二人の人柄と周りの人への思いがつまっています。
そばでお手伝いをしながら、
私は「あ、あの演出はいいな」「このギフトは喜ばれるな」と感じるうちに、
お二人の思いが形に残る引出物のお手伝いを、
ずっとしていきたいと思うようになったのです。
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